この記事は次のような人のためになります。

この記事のタイトル絶対嘘でしょ?
「台本もらったら、自分のセリフは暗記した方がいいにきまってるでしょ?」と思っていませんか?確かに、初見でアフレコに臨むなんて論外ですし、ストーリーと自分の出番、セリフなんかは全部頭に入れるべきです。
ですが、「台本を持たないでマイク前に立って演技すると、リアリティが失われる」というのは確かなお話なのです。興味あるかたは最後まで見て、参考にして下さいね。
【声優】セリフを暗記すればいい演技ができるという、壮大な勘違い
これはプロの声優になってからもそうですし、養成所や専門学校のレッスンで台本に書かれたキャラクターを演じるときにも言えることです。
台本なしにマイク前に立つと、リアルな演技をやりにくいものなのです。
「絶対にうそでしょー!」
いえ、嘘じゃないです(笑)
先ほども書いたように、ストーリーと自分の出番、セリフなんかは全部頭に入れるべきなのは、声優として当然です。というより、事前に何度も何度も練習を繰り返していれば、それらは勝手に頭に入ってしまうものです。
ですから、暗記するほど練習して望むのはもちろん正解。
ここで言いたいのは、マイクの前に立つときに台本を持たないのがNG、ということです。
NGは言いすぎました(笑)ですが、台本なしにアテレコに臨むと、プロの声優だって、なぜかリアルな演技から遠ざかってしまうんです。普通に考えたら、体全体が自由に使えて、キャラの動きに合わせられるので、より演技が完璧なものになるような気がします。でもなぜかそうはならないことの方が多いのです。
【声優】台本なしだとリアリティある演技ができない理由は?
ここからは私の想像なので、確証があるわけではありません。なので、あくまで参考程度に見てもらえるといいかと。
台本なしだとリアリティある演技ができない理由は、「キャラクターがしゃべっているのではなく、声優本人のキャラで演じてしまう」からではないでしょうか。
台本なしに演じるのは、テレビや映画に出演する役者さんのスタイルですよね。この場合、あくまで自分をベースとした役として演じます。ところが声優は、自分をベースにしません。あくまで動いているアニメのキャラクターそのものがベースにあって、そこにピッタリ当てはまる声を付けることが目的です。
この違いによるものだと考えます。
つまり、台本なしだと、どこか自分をベースとした演技となり、なんとなく自己満足な芝居になってしまう。アニメのキャラクターから離れてしまうんですね。一方台本を持ってしっかりと声を当てると、アニメのキャラクターにピッタリな声で、ぶれることなく演技ができます。
プロの声優の方のアフレコの様子を思い出すと、ほとんどの方が台本を持ちながらセリフを言っていますね。この記事の内容を頭で考えてそうしている人は少ないかもしれませんが、体と経験が勝手に分かっているのかもしれません。
まとめ
台本通りに声で演じる機会がある方は、一度試してみて下さい。私の言いたいことが少しでも分かってもらえるかもしれません。
声優とは、自分自身ではなくキャラクターをベースに、そこに声と命を吹き込むのが仕事。この意識を大切に持ち続けながら、仕事をこなしていきたいものです。どうかあなたの心の片隅にでも残しておいてもらえたら幸いです。
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